【第2回】次からたぶん使える!戯念式 #俺達の少女A テクニック -プレゼンは論文の音読ではない!-

続いたぜ!第二回です。
今回は「プレゼンは論文の音読ではない!」というお話です。

 

たまに、プレゼンが「論文の音読」になっている人を見かけます。
たぶんなんですけど、これは「自分の内心を順序立てて丁寧に説明すれば理解してもらえる」という信仰に基づいているのかな~と思ってます。

 

あらためて言うことでもない気がしますが、「自分の気持ちなんてどんなに丁寧に説明しても分かってもらえないときは分かってもらえない」です!!
プレゼンをする時においては、このことを念頭に置いておいた方がいいと思ってます。

 

そもそも論文とは、自分の主張とか考えを客観的に理論立てて説明するためのものです。
つまり、「思想には賛成できないけど、理論は成り立っているから論文としては成立している」ということがあり得ます。
しかしプレゼンでは「納得できない」と言われてしまうと終わりです。
いくら順序良く丁寧に説明したところで、相手の気持ち次第で却下されてしまうことがあるんですよね。

 

論文は何かを説明するときの道具としては非常に強力で、自分の内心を説明するときにもある程度は有効です。
しかし俺達の少女Aのような言いっぱなしの形式においては、上に書いたようなリスクをはらんでいることを常に意識しておくべきです。
もちろん、活用すべき部分もたくさんありますけどね。

 

「プレゼンテーション」という言葉を和訳すると「表現」とか「提示」みたいな意味で、「説明」という要素を必ずしも含んでいません。
そういうことからも分かる通り、プレゼンテーションは必ずしも「説明」を必要としません。
ただ「好きだ―!」と叫んだ方が有効なことがままあるということです。

 

「ちゃんと説明すれば分かってもらえる」という思想には同意したいですが、必ずしもそうじゃないというのは皆さんよくわかっていると思います。しかし、「プレゼンをする」となると「丁寧に説明すれば分かってもらえる」と勘違いする人が多いです。
仕事のことなど、数字で出ることならそういうこともあるでしょうが、『二次元アイドルの良さを語るプレゼン』というテーマで『丁寧に説明すれば良さを分かってもらえる』という思想にはやや首をかしげたくなります。

 

じゃあどうすりゃいいんだよ!と思われるかもしれませんが、ぶっちゃけ正解なんてないのでたくさん考えて色々やってみるしかないです。
そしてその色々やってみたノウハウを書いておくのがこの記事シリーズなわけです。
今回は具体的な手法の話は無いですが。

 

ひとつ、大事なポイントを挙げるとするならば、プレゼンにおいて大事にするべきは「自分の内心」ではなく「相手の反応」です。
相手の反応を期待してプレゼンを展開するわけですからね。それを忘れてはいけません。
だからこそ、「内心を丁寧に説明する」という手法へのこだわりは捨てるべきだと思っています。
こう書いたらどう思ってくれるだろう、とか、こういう風な気持ちを抱いてくれると嬉しいな、とか、相手を想像しながら文章を書き、読むべきです。

 

「自分の気持ちをないがしろにして良い」って言ってるわけじゃないですよ、念のため。


これ第一回にすればよかったな。まあいいや。
次回からもうちょっと具体的な話をしていきたいと思います。
「これについて聞きたい!」とかあったらTwitterなどで教えていただけますと参考にさせていただきます。
それでは。